1992年のこと。
「今度、アーサー・リーに会うんだよ」
電話先で友達が言った。
アーサーリー、 アーサーリー
はて?誰だったかな?もしかして60年代に活躍したサイケバンド「LOVE」の中心人物、あのアーサー・リーのこと?
ロサンゼルスまで来れるなら一緒に会えるよ
いつ?
あさって
次の日、私は航空券を購入、、ロサンゼルスに飛びました。こんなチャンスはもう二度とないと思ったからです。
LOVEのセカンドとサードアルバムは愛聴盤でした。それと同時に、アルバムのジャケットに写るアーサー・リーのミステリアスなルックスに興味を持っていたのです。
ロサンゼルスに着いてすぐ、友達がアーサー本人に渡すものがあるという事で、いきなり自宅へ行くことになりました。それが、きちんと時間を決めて行ったはずなのに、呼び鈴を押しても誰も出ないのです。しかも家の中では物音がするというか、誰かがいる気配がある。しばらくドアの外で待ってみたりしましたが、結局誰も出てこなかったというか、本当に留守だったのか居留守を使われたのか分からず。映画のようなシチュエーションに初めっからビックリしました。
それで実際に本人に会えたのは次の日。待ち合わせのホテルにて食事。握手をして挨拶をした時は、はっきり言ってちょっと震えました。私にとって「凄い人」だったし、なんか近寄り難いオーラが出てたのです(前日の留守の件もあったし)。
食事は何を食べたのか今となっては何も思い出せない。でも同伴の弁護士が、そのホテルは映画の撮影で使われた有名な所だと親切に説明してくれた。今急に思い出したけど、その映画というのははもしかしたら「プリティ・ウーマン」だったかもしれない。
アーサー・リーとはその時限りか、もう一度くらい会ったか、残念ながら記憶があやふやでハッキリと思い出せない。
ロサンゼルスではもう1人、色々な所に案内してくれた人がいた。彼が連れて行ってくれた所で一番記憶に残ってるのが「Ennis House」
建築家フランク・ロイド・ライトが作った個人宅で、その案内してくれた彼はもちろん持ち主ではなく、当時そこの離れというか管理棟みたいな所に偶然住んでました。それでちょっと日本から来た人に見せてあげてくれ〜という感じで、直接住んでた人に言ってくれたのです。映画でしか見たことない「素敵な大邸宅」に静かに感動したのを覚えてます。
この案内してくれた彼には、友達の家で行われるクリスマスパーティというのにも連れて行ってもらいました。ちょうど訪れたのは12月の時期だったのです。その友達というのは、ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァー。音楽がかかってると思ってたら、リビングでブライアン・セッツァーが普通に生演奏してる音だったのにはビックリしました。
上で紹介したアーサー・リーのバンド「LOVE」は、Youtubeでもフルアルバムを聴くことが出来ます。
これ聴いてると、他のことが手に付かなくなるので要注意。興味がある方は是非。
「今度、アーサー・リーに会うんだよ」
電話先で友達が言った。
アーサーリー、 アーサーリー
はて?誰だったかな?もしかして60年代に活躍したサイケバンド「LOVE」の中心人物、あのアーサー・リーのこと?
ロサンゼルスまで来れるなら一緒に会えるよ
いつ?
あさって
次の日、私は航空券を購入、、ロサンゼルスに飛びました。こんなチャンスはもう二度とないと思ったからです。
LOVEのセカンドとサードアルバムは愛聴盤でした。それと同時に、アルバムのジャケットに写るアーサー・リーのミステリアスなルックスに興味を持っていたのです。
ロサンゼルスに着いてすぐ、友達がアーサー本人に渡すものがあるという事で、いきなり自宅へ行くことになりました。それが、きちんと時間を決めて行ったはずなのに、呼び鈴を押しても誰も出ないのです。しかも家の中では物音がするというか、誰かがいる気配がある。しばらくドアの外で待ってみたりしましたが、結局誰も出てこなかったというか、本当に留守だったのか居留守を使われたのか分からず。映画のようなシチュエーションに初めっからビックリしました。
それで実際に本人に会えたのは次の日。待ち合わせのホテルにて食事。握手をして挨拶をした時は、はっきり言ってちょっと震えました。私にとって「凄い人」だったし、なんか近寄り難いオーラが出てたのです(前日の留守の件もあったし)。
食事は何を食べたのか今となっては何も思い出せない。でも同伴の弁護士が、そのホテルは映画の撮影で使われた有名な所だと親切に説明してくれた。今急に思い出したけど、その映画というのははもしかしたら「プリティ・ウーマン」だったかもしれない。
アーサー・リーとはその時限りか、もう一度くらい会ったか、残念ながら記憶があやふやでハッキリと思い出せない。
ロサンゼルスではもう1人、色々な所に案内してくれた人がいた。彼が連れて行ってくれた所で一番記憶に残ってるのが「Ennis House」
建築家フランク・ロイド・ライトが作った個人宅で、その案内してくれた彼はもちろん持ち主ではなく、当時そこの離れというか管理棟みたいな所に偶然住んでました。それでちょっと日本から来た人に見せてあげてくれ〜という感じで、直接住んでた人に言ってくれたのです。映画でしか見たことない「素敵な大邸宅」に静かに感動したのを覚えてます。
この案内してくれた彼には、友達の家で行われるクリスマスパーティというのにも連れて行ってもらいました。ちょうど訪れたのは12月の時期だったのです。その友達というのは、ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァー。音楽がかかってると思ってたら、リビングでブライアン・セッツァーが普通に生演奏してる音だったのにはビックリしました。
上で紹介したアーサー・リーのバンド「LOVE」は、Youtubeでもフルアルバムを聴くことが出来ます。
これ聴いてると、他のことが手に付かなくなるので要注意。興味がある方は是非。
こんばんは。
先月のSXSW記事の時に仰ってた答えはアーサーリーでしたか。
フォーエバーチェンジスはぼくにとっても一生モノの名盤です。
当時のロックにありがちな特殊な効果音をさほどつかっていないのに、まるでタイトルが表すような、聴くたびに音の色彩と印象が変わっていく曲調とアレンジがまさにサイケデリックです。
アーサー曲も好きですが、もう一人の作曲メンバーであるブライアンマクリーンもこのアルバムに貢献していますし、収録曲含む未発表音源を聴いた時は灌漑深いモノがありました。
http://www.youtube.com/watch?v=hmkME3Hu62U
この曲ってブラインアンのお母さんがやっていたフラメンコから発想したものだとか。
アーサーがメインボーカル取っちゃってますけど。
ラヴは活動期間が短かったのが残念ですが、アーサーもブライアンも互いの作風がどこか融和しているし60年代ロックの中でも最高のコンビだと思います。
二人とも既に個人なんですよね。来日もしなかったし残念です。
先月のSXSW記事の時に仰ってた答えはアーサーリーでしたか。
フォーエバーチェンジスはぼくにとっても一生モノの名盤です。
当時のロックにありがちな特殊な効果音をさほどつかっていないのに、まるでタイトルが表すような、聴くたびに音の色彩と印象が変わっていく曲調とアレンジがまさにサイケデリックです。
アーサー曲も好きですが、もう一人の作曲メンバーであるブライアンマクリーンもこのアルバムに貢献していますし、収録曲含む未発表音源を聴いた時は灌漑深いモノがありました。
http://www.youtube.com/watch?v=hmkME3Hu62U
この曲ってブラインアンのお母さんがやっていたフラメンコから発想したものだとか。
アーサーがメインボーカル取っちゃってますけど。
ラヴは活動期間が短かったのが残念ですが、アーサーもブライアンも互いの作風がどこか融和しているし60年代ロックの中でも最高のコンビだと思います。
二人とも既に個人なんですよね。来日もしなかったし残念です。
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Qtaro-mama at 2014-04-30 22:36
>A・Cさん
forever changesは本当に魔法のようなアルバムですね。聴きだすと、他に何かやってても、つい手を止めて聞き入ってしまいます。
ブライアン・マクリーン版のこの曲、初めて聴きました。とても良いですねぇ。
ラブは活動期間が短かったけど、私がアーサー・リーに会った直後くらいにリリースされた彼のソロアルバムは、ラブ時代を彷彿させる曲がいくつか入ってて、昔は良く聴いてました。
2人とも既にこの世にはいないけど、音楽はいつまでも残りますよね。最近、自分のスマホにYoutube版を入れたので聴く機会も増えました。
forever changesは本当に魔法のようなアルバムですね。聴きだすと、他に何かやってても、つい手を止めて聞き入ってしまいます。
ブライアン・マクリーン版のこの曲、初めて聴きました。とても良いですねぇ。
ラブは活動期間が短かったけど、私がアーサー・リーに会った直後くらいにリリースされた彼のソロアルバムは、ラブ時代を彷彿させる曲がいくつか入ってて、昔は良く聴いてました。
2人とも既にこの世にはいないけど、音楽はいつまでも残りますよね。最近、自分のスマホにYoutube版を入れたので聴く機会も増えました。