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by Qtaro-mama

バルザック 「あら皮」


最近友達から、バルザックの「あら皮」を頂きまして・・・

バルザック 「あら皮」_f0035251_52665.jpg


バルザック、初体験です。多分、今回プレゼントされなかったら、一生読むことはなかったと思います。そういった意味でも、とても嬉しい贈り物でした。

しかし、最初の4分の1くらいがとても難しかった。読み進めてもあまり意味が分からず、だからといって止まってしまうと最後まで進めなくなりそうでそのままドンドンと。

多分、こういった文体を読むのに慣れてないからだと思うのです。最近はもっぱら読みやすい小説が溢れていて、自分でも自然とそういったものを選んでることが多いかも。

でも慣れてくると、読むスピードもあがってきました。スピードに比例して面白さも右肩上がり。読み終えるまでにはそれほど時間がかかりませんでした。

文中、「かまびすしい」という単語が出てくるのです。「かまびすしい議論」となってました。実は私、この言葉の意味が分からなくて、ついつい調べてしまった。この年になっても知らない日本語を発見!恥ずかしさを通り越して、ちょっと嬉しかったりもします(笑)。
Commented by kimi at 2009-03-15 22:51 x
バルザック、未体験です。
「ランジェ公爵夫人」の映画を観たとき バルザックはこのお話で
何を言いたかったのかなあと思ったけれど 読むまでには至らず・・(苦笑)読み始めれば面白そうですね。

なかなか読み進まない小説に当たると昔は何度もそこで止まって考えましたが最近は「きっと他の人も解らないはず。著者もそのあたりは計算済みのはず。だから解らないままに読み進んでいけばよいかなあ」と
都合よく考えるようになりました^^。
Commented by dandanjunjun at 2009-03-16 10:30
私も「読みやすいもの」についつい。自分には「難しい」ものは読みかけで・・・結構ありますね(笑)なるほど、「読み進める」が大切なんですね。
「料理人」面白かったですー。ラストは想像つかなかったー!!
Commented by Qtaro-mama at 2009-03-16 17:07
>kimiさん
同じように映画も見やすいものに流れてる傾向がありまして・・・「ランジェ公爵夫人」はフランス語に不安があって見に行かなかったのです。面白かったですか?
以前、英語で小説を良く読んでいた際に、分からない単語があってもいつも飛ばして読んでいたので、なんとなく進めて読んでいくことにには慣れました。
ふと、日本の公共の図書館に置いてある古い小説の匂いが懐かしくなりました。

Commented by Qtaro-mama at 2009-03-16 17:10
>dandanjunjunさん
同じく「読みやすいもの」ですか。私だけじゃなかった!
私は読みかけはないです。読み進める、大切だと思いますよぉ。
「料理人」、仏訳は出てないのです。英語版が微妙に高い!近くの英語中古本を扱うお店に先日行ってみたのですが置いてませんでした。あの値段で手に入る日本の単行本、凄いですよ。

Commented by Sayaka at 2009-03-17 06:11 x
この作家の作品は、だいたい書き出しは退屈だけれど、最後の何ページかがムチャクチャ面白くて時間を忘れます。その快感を一度知ってしまうと、はじめはやや辛くてもついつい引きずられて最後まで読んじゃいます。うふふ。この本は、お話も、「あら皮」っていう題自体が不思議ですよね。

「料理人」は文句なしに面白かったです。料理に対する愛と、そして畏敬の念が深まりました(笑)
Commented by remisara at 2009-03-17 06:33
「あら皮」って人間喜劇のシリーズ?のやつですよね。学生の時に読んだような・・。ロバの皮で願い事が叶うとかいう・・うろ覚えですが。
OVNIにもいつもバルザック料理帖載ってますし、もう一度読んでみようかなと思います。

ところでバルザックの家が16区にあるのをご存知ですか?この間行ってみましたよ~。お庭が素敵でした。
Commented by Meesha at 2009-03-17 09:34 x
御成門に同じ名前の名店(ステーキ屋さん)があります。
バルザックから拝借したんだとか。

かまびすしい、わたしもはじめて知りました。
Commented by Qtaro-mama at 2009-03-17 17:08
>Sayakaさん
素敵なプレゼントありがとう。感謝してます。
学生の頃、読んでいた外国の文学って、大体こんな感じだったかなぁ?慣れない名前や土地の名前に戸惑って、読みづらいけど進めていくとやはり名作と言われるものにはそれなりの理由があることが分かって・・・。仏題、いつも「peau d'ane」と間違ってしまいます。
「料理人」、ああいう内容だからこそQ太郎パパにプレゼントしたいんだけど、やはり見つかりません。


Commented by Qtaro-mama at 2009-03-17 17:11
> remisaraさん
「あら皮」はその通り、願い事が叶うたびに皮が縮んでいくという話しです。もう読まれてますか!
バルザックの家があるということは聞いたことありますが、まだ行ったことはありません。庭が素敵だった!これからの季節に良さそうですね。

Commented by Qtaro-mama at 2009-03-17 17:14
>Meeshaさん
御成門に(名前が懐かしすぎます!)、ステーキの名店があるというのは聞いたことあります。確か、値段もそれなりの所だったという記憶が・・・。「あら皮」というんですね!名前までは知りませんでした。
日本のステーキ屋さん、お肉の質とか厳選されてて美味しいですよねぇ。

Commented by kimi at 2009-03-18 00:13 x
「ランジェ公爵夫人」は全体的に物静かなセリフのやりとりで見せる映画でときどき意識が遠のきそうになることもありました(笑)が
屋敷の内装、調度品、舞踏会の様子などなど さすがフランス映画、
本物のきらびやかさがあるなーとため息が出ました。
また主演のジャンヌ・バリバールがチャーミングで私は気に入ったのですが見終わった後他のお客さんが「そんなに美人でないのにあれで社交界の花形なの?」と疑問を呈しておられました。
ギョーム・ドパルデューも素敵でしたよ。

Commented by Qtaro-mama at 2009-03-18 01:37
>kimiさん
この作品の上映が近くだと午後しかなく、上映時間の微妙な長さもあって、寝てしまうのが怖くて行けなかったというのもあります(笑)。
美人のレベルは人それぞれだと思いますが、ジャンヌ・バリバールが美人じゃなければ誰を美人と呼ぶのでしょ?スタイルもとても良いし、ショートカットがとても似合う女優さんですよね。あの声が昔はコンプレックスだったと語ってるのをどこかで見たような気もします。ギョーム・ドパルデューも見たいので、テレビ放映されたら絶対見るつもりです。感想を教えて頂いてありがとうございます!

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by Qtaro-mama | 2009-03-15 18:13 | Comments(12)