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by Qtaro-mama

エリック・ロメール 「アストレとセラドンの愛」


うちの近くに、エリック・ロメールに似たムッシューが時々歩いているの。

本人かどうか確信がないのは、最近のロメールの写真を見てないから。毎回、そのムッシューを見るたびに、「ロメールだ」と思うのは、直感以外にないんだけど・・・気になってしょうがない。

先週の金曜日も、そのムッシューを見かけた。いつも白っぽい洋服を着てるような気がする。そして、いっつもスタスタと早歩き。

この辺で何回か映画も撮ってるし、彼がたまに行くというカフェもあるから、本人である可能性もなくはないけど・・・次回こそ、真相を突き止めたいと思います。


エリック・ロメール 「アストレとセラドンの愛」_f0035251_183378.jpg
そんなわけで・・・昨日、エリック・ロメールの新作「アストレとセラドンの愛」を見てきました。


なんと・・・フランス語の台詞の70%くらい、理解出来なかったような気がする。原作は17世紀のオノレ・デュルフェの「アストレ」、

でも、この映画全体の持つ雰囲気が、とても心地良いの。いろいろな意味で、とても美しい作品だと思った。ロメール、今年87歳、まだまだ現役です。

ちなみに皆さんの好きなロメール作品って何ですか?

私は昔から「友だちの恋人」が一番好きだと公言してました。「緑の光線」は見るたびに好きになってるから、多分、今見たら好きな順番が逆転してるかも。

フランス語がちょっと分かる今、あらためてロメール作品を見直してみるのも面白そう。
Commented by まりもん at 2007-09-13 04:17 x
わー。楽しい質問ありがとうございます。しばし幸せな悩みにもだえ苦しんだ結果(?)、『冬物語』をに決定しました。そのムッシュー本当にロメールだといいですねえ。
Commented by U男ママ at 2007-09-13 05:48 x
エリック・ロメールの作品、私も大好きです。でも、しいて言うならば、自分が20歳の頃が一番彼の作品に夢中でした。
緑の光線も友達の恋人も大好きです。が、一番好きなのは、「満月の夜」。この映画はいろいろな意味で私の青春と美意識(なんだか大げさですが・・・。)にかな~り大きな影響を与えてくれました。(主演のパスカル・オジェは24歳という若さでなくなってしまったんですよね。)
これからもまだまだ頑張ってほしい監督ですね。
ムッシューの正体つきとめてください!!
Commented by hare at 2007-09-13 23:01 x
ロメール、かなりお年なのに、健在ですよね。「パリのランデヴー」、けっこう好きです。「海辺のポーリーヌ」「冬物語」「夏物語」「恋の秋」も好きだという印象です。けっこう忘れていたり、見ていない作品も多いので、いつか見直したいと思います。そのムッシュウ、ロメールだとたのしいですねぇ。
Commented by zucchini0315 at 2007-09-13 23:41
「パリのランデヴー」しか観たことがありません。【友達の紹介によりスウェーデンの娘を案内することになった画家の話】が印象に残っているな。ムッシューをどう確認するか、楽しみにしていますね。
Commented by キリコ at 2007-09-14 02:37 x
ロメールはもっとも好きな映画監督です。でももっとも好きな作品はなんでしょう?「緑の光線」はむかし好きでしょたがいまは内容も忘れてしまったし。「夏物語」かもしれません。あのぼーっとした青年が(役ですが)あんな実力派俳優になってしまうなんて!
数年前に公開された「グレースと公爵」、歴史物でしたがとても現代的で、完全なロメール色にできあがっていたように思います。
この新作もたのしみです!
Commented by Qtaro-mama at 2007-09-14 04:34
>まりもんさん
私の知り合いに「あのラストが好きじゃない」と言ってた人がいましたが、私はあの最後の展開が単純に大好きです。見終わった後、何とも言えない幸せな気持ちになります。ちょっと前にテレビでやってて、最後の方をちょっとだけ見ましたが、バスの中でパパだと気づくのは女の子なのですね。うわぁー、凄いなぁと思ってしまいました。
Commented by Qtaro-mama at 2007-09-14 04:35
>U男ママさん
同じ、同じ。私も18、19、20歳の頃に「友だちの恋人」「緑の光線」、その他のロメールを見てました。今見ても、同じような気持ちになれるか分かりませんね。「満月の夜」は一度しか見てないのですが、パスカル・オジェの着てた洋服のようなものは、うっすら覚えてます。美意識に影響を与えたって・・・分かるような気がする。
親となった今、娘を若く亡くした親の気持ちを考えてしまいます。お母さんのビュル・オジェは今でも素敵ですね。
Commented by Qtaro-mama at 2007-09-14 04:35
>hareさん
去年くらいに「パリのランデブー」のDVDを人から借りて見直したのです。パリに住むようになってから見ると、また色々な発見がありました。挙げて頂いた中では、「春のソナタ」が抜けてますね。私もこの作品だけは、どんな内容だったかすっかり忘れてます。四季シリーズでは「恋の秋」をもう一度見直したい気分です。
Commented by Qtaro-mama at 2007-09-14 04:35
> zucchini0315さん
「パリのランデブー」の第一話に、マルシェで男性が女性をナンパする話しがあるのですが、それがうちの隣のマルシェなのです。見るたびに嬉しくなります。スウェーデンの娘を案内する話し、あれはピカソ美術館ですね。スウェーデン人の女の子が典型的スウェーデン人というスタイルで、笑ってしまったのを覚えてます。
ムッシューをどう確認するか・・・話しかけたりはしませんよ。ひたすら顔を見つめるだけだと思います。
Commented by Qtaro-mama at 2007-09-14 04:36
>キリコさん
今、テレビで「夏物語」を見ながら書いてます。ちょうど放映されてました。驚く事にメルヴィル・プポー、今とほとんど変わってないかも。ギターを弾くシーンがかなりある事に驚いてます。
「グレースと公爵」大好きです。歴史物のイメージからあまり期待してなかったのですが、あの色使い、完全にやられました。この新作も完全にロメール流、私は気に入りました。
Commented by ヤヨイ at 2007-09-14 07:54 x
ロメール監督かぜひ確認してみてね!ロメール=白いシャツにネッカチーフってイメージが私の中にあります(笑)
『恋の秋』好きだなぁ。
Commented by Qtaro-mama at 2007-09-14 16:30
>ヤヨイさん
20年前のロメールの写真を見たとしても、67歳。もしかしたら今とあまり変わってないかもね。ロメールは住んでるのは、違う場所だと思うの。だからしょっちゅう見かけるわけじゃないけど・・・。ロメール作品、結構一緒に見たよね。
Commented by nozomi at 2009-08-11 21:53 x
はじめまして。nozomiです。
実はワタクシ約一年くらい前にモンパルナス駅の情報を得ている最中、たまたまQtaro-mamaさんのブログを開けてしまい、それ以来Qtaro-mamaさんのブログにはまってしまい、時々愛読させてもらっています。
いつも素敵な写真をありがとうございます。

私は以前からエリック・ロメールの作品が大好きで、この最新作も大のお気に入りだったので、思わずコメントを差し上げてしまいました。

白いシャツを着たロメールらしきムッシューの正体は分かりましたか?
分かったらいつか教えてください。^^

この最新作、広島では2009年春公開でした。私はこの作品が一番好きかもしれません。次回も期待したいんですけどね、本当に最後の作品なのでしょうか・・。気が変わることを祈るばかりです。

また時々コメントをさせてもらえたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

では、どうかお体に気を付けて、日本の夏を満喫して下さいね。
nozomi


Commented by Qtaro-mama at 2009-08-11 23:46
>nozomiさん
はじめまして。私が大好きなロメール作品に対してのコメント、とても嬉しく思います。私が見たのが2年前。そろそろ見直したい時期です。これをきっかけに日本版DVDを買ってしまおうかな(9月に発売のようです)。
実はロメール似のムッシューはですね・・・ある意味、ロメール以上に興味深い人物でした。多い時に週に4回くらい、モンパルナスの道ばたで遭遇するのです。うちの隣のスーパーに出没する事も多いのですが、何を買うわけでもなく、店内を見て回っているようで、一度、このムッシューの後を付けてみたこともあるんですよ。時間がなくて途中で諦めてしまいましたが、本当にこのムッシューの正体が知りたくてしょうがありません。
モンパルナス駅について調べていたというと、パリには来られたことがあるのでしょうか?これからもよろしくお願いいたします。
Commented by nozomi at 2009-08-12 21:55 x
こんばんは^^お返事ありがとうございます。

ロメール似のムッシュー、確かにちょっと不思議な方ですね。
スーパーで何も買わず・・・ですか。。なんか余計気になりますね。
しかも週に4回の出会い。それは偶然ではなく必然な感じがします。
まるでフランス映画の様。
いつか正体が分かる日を楽しみに待ってます。

パリへは3度行ったことがあります。
1度目は映画好きの友達に誘われてカンヌ映画祭へ行った帰りに二泊ほどしました。
2、3度目はアンボワーズで一か月の語学留学中です。
Qtaro-mamaさんの扉を開いたのはこの時です。
アンボワーズまでの道のりが分からなくて日本で色々と調べていた時でした。
3度目のパリでは宿を14区にしたので、今思うと、もしかしたらQtaro-mamaさんともどこかですれ違っていたかもしれませんね。そのムッシューとも・・・笑

私も最新作のDVD探して購入してみます。
また映画情報を楽しみに待ってます^^
nozomi
Commented by Qtaro-mama at 2009-08-13 21:49
> nozomi さん
モンパルナスにはまだまだ芸術家系の不思議なムッシューがたくさん住んでいて、住むととても楽しいエリアなんですよ。
フランスにも来られたことがあるのですね。アンボワーズは行った事がありませんが、Q太郎パパの両親がやはりロワール地方に住んでいます。
モンパルナス駅近辺、探せばリーズナブルなホテルが結構残っていて良いですよ。そうですね、いつも駅近辺をウロウロしていますので、すれちがっていたかもしれませんね。
お互い、ロメールの新作がまた見れることを楽しみに待ちましょうね。
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by Qtaro-mama | 2007-09-13 01:11 | 映画 | Comments(16)