モンパルナス

落穂拾い

f0035251_1255978.jpg
アニエス・ヴァルダの2000年の作品、「落穂拾い」をDVDで見ました。



ミレーの名画「落穂拾い」にヒントを得、フランス各地で何かしら拾ってる人達を監督自身が次々とフィルムに収めていく。時にはマルシェが終わった後の残り物の野菜であったり、収穫後の畑でのジャガイモであったり、拾われる物と拾う人は様々。

とにかく興味深い人達がたくさん出てきます。生きるために拾う人達もいる一方、拾うのを生き甲斐としてる人達もいる。このタイトルで東京版を撮って欲しいなぁ。落ちてる物もフランスとは全く違うはず。

最後の方に出てくる、エドガー・キネのマルシェで野菜を次々と拾ってムシャムシャ食べてる男性。普段はモンパルナス駅で雑誌を売って、夜はボランティアで外国人にフランス語を教えているらしい。いろいろな人が出てきたけど、彼が一番印象的だった。今でもこの辺に居るのかなぁと漠然と考えてたら、先々週の土曜日、偶然にも終了間際のマルシェで彼を目撃しました。オレンジ色をした何かを食べていて、初めはカボチャかなぁと思ったけど、多分、あれはメロンだったかもしれない。

そして、この「落穂拾い」には「二年後」という続編もあります(フランス版DVDには2本一緒に入ってますが、日本版は未確認です)。前作に出ていた人達のその後を追ったり、監督が受け取った興味深いファンレターの送り主を訪ねたり。前作を楽しんだ人は、これもまた見て損はなし。

エドガー・キネで野菜を拾って食べる男性も再度、登場してました。「映画を見てどう思ったか?」の問いに、「監督(アニエス・ヴァルダ)の出演シーンはあまり好きではなかった。あれは要らなかったのでは?」と、監督を前に堂々と発言していた。男性の度胸(?)にタジタジしましたよ。私には絶対出来ないわぁ。

アニエス・ヴァルダの作品で、見直したいのは何本もあるけど、とりあえず「ジャック・ドゥミの少年期」を再度見たいと思ってます。アニエスとジャック、この2人が結婚したのって、いつ頃なんでしょうね? 2人のフィルモグラフィを見ると、あらためて、凄いカップルだなと思いますよ。
by Qtaro-mama | 2006-04-21 01:28 | 映画 | Trackback(2) | Comments(2)
トラックバックURL : http://kyutaro999.exblog.jp/tb/1860505
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from この広い空のどこかで今日.. at 2006-09-22 10:46
タイトル : 女性歌手の心拍に即した小さな揺れ…。
アニエス・ヴァルダの処女作時から7時までのクレオ・童・・廚┐个修海・蚣△覆襯凜.襯澄Ε錙璽襯匹世辰拭帖... more
Tracked from 輝ける映画のときめき at 2006-10-12 09:14
タイトル : 豊穣で典雅な自然の中に見出される、莞爾たる不条理!
モーツァルトのクラリネット五重奏曲が映画の通奏低音の如く、美しく、たおやかな自然の、甘美にして残酷な輝き!... more
Commented by ヤヨイ at 2006-04-21 07:52 x
偶然にも昨日「百一夜」を観たところです。DVDを前に買ってたのを思い出して。「落穂拾い」も観てみたいなぁ。
Commented by Q太郎ママ at 2006-04-22 05:21 x
「百一夜」、結構好きだった記憶があるけど、だいぶ前なので忘れてしまったなぁ。もう1度見たいなぁ。今見た方がいろいろな発見がありそうな映画だよね。「落穂拾い」、レンタルして見てみて!
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。