モンパルナス

イラン映画「鍵」

小学校に入って水曜日がまるまる1日お休みになったわけだけど、平日に時間が取れない分、水曜に習い事を入れるフランス人の子供たちもたくさんいます。そして日仏家庭の子だったら日本語を習いに行くというパターンもあるかな。

Q太郎の場合、今のところは何も予定を入れずに、水曜日はまるまる開けておくつもり。なぜならその日は子供の映画上映が豊富だから。

水曜日は、私との「映画の日」なのです。

昨日行ったレアールにある「Forum des Images」は、毎週水曜の午後、おやつ付きの子供の為の特別な上映会がある。作品も週変わり、そして選ばれた良作が多し。

昨日の作品は、1986年のイラン映画「鍵」でした。

主役は4歳の男の子。弟(まだ赤ちゃん)が起きたら面倒を見るようお願いして、母親が買い物に出る。赤ん坊が起きても哺乳瓶には既にミルクはなし。水をあげたくても水道の蛇口は固過ぎて4歳の子供には開かない。棚の上のものを取ろうとしてトマトソースの瓶を割る。ガラスの破片やトマトが散らばった床に赤ん坊が近づく。台所では圧力鍋がシューシューと物凄い音を立てながらガス台に。焦げた匂いがしてきて、今にも爆発しそうな勢い。

変な物音を聞いて、近所の人が駆けつけるが、玄関のドアは鍵がかかっていて外からも中からも開かない。中では赤ん坊が泣き止まず。近所の人が市場に母親を探しに行くが見つからず。時間だけが刻々と過ぎて行く。

冒頭からドキドキハラハラのシーンの連続で、普段あまり怖がることをしないQ太郎でさえ、「だめだぁ、この映画、怖すぎるぅ」と言いながら目に手を当てて見ないようにしている。

多分、ドキドキするという感情がまだうまく表現出来ず、それが「怖い」という単語になって出てくるのだと思う。確かにその辺のサスペンスよりはるかに怖い。Q太郎じゃなくても目を背けたくなる状況。

この良く出来た脚本は、アッバス・キアロスタミ。
納得の出来です。
by Qtaro-mama | 2009-10-09 04:34 | 映画 | Trackback | Comments(4)
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Commented by dandanjunjun at 2009-10-09 11:50
この映画私も観たいです。読んでるだけでドキドキ!このあとどうなっちゃうんだろう? お母さんとの映画の日っていいですね。私もなんとか選んで誘ってはいるんですが(笑)食いつくものが微妙で(笑)
Commented by ヤヨイ at 2009-10-09 12:36 x
読んでるだけでドキドキしてくるね~。なるほど、キアロスタミか!
『パンと植木鉢』久しぶりに観たいなぁ。
Commented by Qtaro-mama at 2009-10-09 17:42
>dandanjunjunさん
もう20年前の作品です。日本では未公開なのですが、以前に教育テレビで放映されたことがあって、私もたまたま見ていたのです。このストーリーに映像がくっ付くと、もっと凄いんですよぉ。
水曜の朝になると「今日は何の映画に行く?」と聞かれるくらいが良いのでしょうかね。Q太郎にも誘って断られる日が来るような気がしますよ。
Commented by Qtaro-mama at 2009-10-09 17:45
>ヤヨイさん
「パンと植木鉢」はおそろしく好き!
絶対、映画館で見直したい。
たしか、どこかで「友だちのうちはどこ?」の上映もあったの。こういうのQ太郎と見るのも楽しいかなぁと思ってます。
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