モンパルナス

マノエル・ド・オリヴェイラ、100歳の新作

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Partir
監督:Catherine Corsini

40代のスザンヌ。医者の妻であり、母であり、誰から見ても成功してる人生。
ある日、家の工事の作業に来た男に恋をする。
そしてこの恋のため、全てを捨てる決意をする。

スザンヌにクリスティン・スコット・トーマス、夫にイヴァン・アタル、恋する相手がセルジ・ロペス。

恋をしてからの展開が早く(浮気してる事をすぐに夫に言ってしまう)、見てるこちらが戸惑ってしまうほど。将来のことを何も考えずに、全てを捨てると決めてしまってるようで、そういう所に私は違和感を感じてしまったけど、こういう所が恋に生きるフランス人と日本人の違いなのでしょうか?

見終わって外に出てから、一瞬立ち止まってたら、知らないマダムがニコニコしながら近寄って来て、「本当に良い映画だったわね」と言うので、「俳優が全員素晴らしかったですね」と答えてみました。

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Singularite d'une jeune fille blonde
監督:マノエル・デ・オリヴェイラ

1908年生まれなので、今年101歳を迎えるポルトガルの監督。
堂々の新作です。

簡潔なストーリーと、見る者を画面から離さない演出。
上映時間を1時間3分にまとめあげるのは、巨匠しか出来ない技。

主役の男優、Ricardo Trepaがとても魅力的なのですが、監督のお孫さんだということです。

見た後、無性にポルトガルに行きたくなりました。
by Qtaro-mama | 2009-09-11 12:51 | 映画 | Trackback | Comments(16)
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Commented by nozomi at 2009-09-11 18:14 x
こんにちは。マノエル・デ・オリヴェイラ「クレーヴの奥方」で彼の作品のとりこになりました。キアラの美しさが忘れられせん。101歳で新作ですか・・ロメールも頑張ってほしいところです。

Commented by Qtaro-mama at 2009-09-12 04:24
>nozomiさん
「クレーブの奥方」はもう10年前の作品となるのですね。もう1度見てみたいです。
ロメールにも頑張って欲しいですよね。下で紹介したキアラの出てるオノレの作品のポスターを見て、なんとなく「アストレとセラドン」を思い出していたところです。
Commented by kimi at 2009-09-12 11:03 x
クリスティン・スコット・トーマスの新作、まだ封切られたばかりでしょうか。
彼女の作品はなかなか日本では公開されないので
こうしてQママさんのレビューで知ることができてラッキーです。
昨日シルヴィ・テスチュの「サガン」を観てきました。
友人役のジャンヌ・バリバールがよかったので遅ればせながら過去の作品を辿ってみたいです。
Commented by dandanjunjun at 2009-09-12 11:36
マノエル・デ・オリヴェイラは「夜顔」も短かった記憶が。でも、作ろうっていう意欲と仕上げ方は見事だと思いました。これも観てみたいですね。
Commented by Qtaro-mama at 2009-09-12 18:52
> kimiさん
この作品は8月上旬、私たちが日本にいた時に封切られたものです。日本での公開はちょっとあやしいかな?でもクリスティン・スコットは相変わらず素敵でした。
ジャンヌ・バリバール、とても魅力的な女優さんですよね。私が初めて知ったのは、やはりデプレシャンの「そして僕は恋をする」でした。マチュー・アマルリックとの間にお子さんもいるみたいで・・・それを知った時は凄いカップルだなぁと思ってしまいました。
Commented by Qtaro-mama at 2009-09-12 18:56
>dandanjunjunさん
最近、やたら長い作品が多いような気がして・・・短い作品を作るのって別な意味で凄いなと感じてしまってます。「夜顔」も短かったですね。この作品も日本で公開されますように・・・。
Commented by Tomomi at 2009-09-13 08:52 x
はじめまして。
パリ在住で3歳児の子育てをしているTomomiと申します。
私も映画が大好きです。
私も先日この映画を観ました。鳥肌が立ちました。
オリヴェイラは偉大ですね。
これからも遊びに来ます。よろしくおねがいします。
Commented by Qtaro-mama at 2009-09-13 16:53
>Tomomiさん
こんにちは、はじめまして。
お子さん、学校に通い始めたころでしょうか?
多分、私の上の文章ではどの位好きかが伝わってないと思うのですが、私も大好きでした。冒頭の切符を切ってる絵がずっと続く所からウワァーと思って見てました。オリヴェイラ、やっぱり映画の事よく分かってますよね。
こちらこそこれからもよろしくお願いします。
Commented by Tomomi at 2009-09-13 18:48 x
はい、この度幼稚園に入園しました。
少女の扇子との戯れ方、カーテン越しの視線、壁にかかった証人のごとく佇む女性の肖像画、リカルドトレパの魅せられた表情。。。非現実的な状況を非常に説得力のあるやり方で絵に落とし込み観るものを魅了するオリヴェイラの演出力には本当に鳥肌が立ちます。
切符のコントロールのシーンはリカルドトレパの隣の女性に話すことを決心するまでの心理時間を丁寧に追ったものですね。もう脱帽としか言いようがありません。
Commented by Qtaro-mama at 2009-09-14 00:24
> Tomomiさん
あの少女が正統派美人でイヤらしい感じがなく、リカルドトレパも落ち着いた演技(しかし若さは見せる・・・)、全体的にキャスティングも成功してると思いました。ポスターも良く見ると、少女の顔が隠されてるのですね。謎めいた感じがますます良いです。こういうのはDVDではなく、是非、劇場で楽しみたい作品ですよね。
Commented by Toto at 2009-09-28 22:05 x
私もやっと"Partir"観てきました。とにかく出会ってからああいう関係になるのが早すぎ!しかもそれを夫にばれてもないのに告白するのも早すぎ~!あんな男のどこがいいんだろう?やっぱり共感できませんでした。あの素朴さが良かったんでしょうか?アタルの執念深さに嫌気がさすのはわかるけれど、何もそこまで・・・と思いました。クリスチャン・スコット・トーマス、年のせいか裸体があまり美しくなかった。ふくらはぎとか二の腕とか、一番感心したのが腰周り!がっちりしていて意外でした。でも着こなしがステキでしたね。
Commented by Qtaro-mama at 2009-09-29 14:51
> Totoさん
最初に書かれた部分の感想が私と全く一緒なので、笑ってしまいました。普段のセルジ・ロペスは素敵ですが、あの役柄というか立場だとっちょっと・・・という気がしました。クリスチャン・スコットの裸体とかはあまり気にならなかったなぁ。美しく見せるのも美しく見せないのも、女優だから出来ることだと感じました。品のある女性だなぁと思います。着こなしも素敵でした。
Commented by Toto at 2009-09-29 19:02 x
アタルの嫌な男ぶりもけっこうよかったですよね。自分を愛していないとわかっていてもあそこまでして妻を繋ぎ止めておきたいか?やっぱり誰にも感情移入できないです。ただ一時間半弱の短い時間の中で、スリリングに、よくまとまっていましたよね。映画としてみるには心地よい作品でした。そうか、一時間半弱に収めようと思ったから、最初の展開が早かったのかも。(爆)
Commented by Qtaro-mama at 2009-09-29 23:08
>Totoさん
この監督の前作も、結構女の人が強いというか、恋に生きる話しで、結構びっくりしたのを覚えています。
良い意味でも悪い意味でもフランス映画だなぁとは思いますね。
Commented by Toto at 2009-09-30 03:35 x
この監督の作品、他は観ていないのでわかりませんが、確かに男性に決定権がなかったことを考えると、この作品も女性強し・・・だったのかも。誰が好きとかよりも、今まで幸せを絵に描いたような平凡な生活の中で優等生を演じてきたことから抜け出したい衝動に駆られて・・・かもしれないですね、取りつかれたようでしたよね。痛々しかったです。セルジ・ロペスはいい俳優さんですが、この映画でもあのもみ上げ、そして思い出すのが”ハリー、見知らぬ友人”。ちょっと私的には受け付けないキャラかも・・・アタルもあの魚眼レンズで見たような顔が・・・クリスチャン・スコット=トーマスは好きな女優さんの一人です。
Commented by Qtaro-mama at 2009-09-30 19:53
> Totoさん
結局は女性監督の作品ということになるのでしょうか。男性だったらこういう描き方はしないのかな?
セルジ・ロペスは何に出てても好きです。「ニノの空」の中の彼はもっともみあげが凄かったような・・・。
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